これからの高齢社会を一緒に考えてみませんか。

おかげさまの心

 先日、浄土真宗本願寺派僧侶の「赤川浄友」という方の講話を聴く機会がありました。話を聞いていて「なるほど!」と思ったことがいくつかありますので、その紹介をいたします。赤川さんは、もともとお寺の住職ではなく、サラリーマンから転身して僧侶になった稀有な経歴の持ち主です。

1 笑いの効用

 赤川さんは、自ら「笑い療法士」といっているだけに、赤川さんの講演は、確かに楽しい。話のなかに笑いの要素を取り入れているからですが、素人では、なかなか真似ができない話し方です。
「一日5回笑って、5回感動しましょう」というメッセージから始まった講演は、時間の経つのを忘れさせるほど、人を惹きつけるものでした。笑うと、腹式呼吸になるので、自然と免疫能力が高まり、健康でいられるというメッセージです。実際に、癌が消えたという臨床報告もあるようですが、笑うということは副作用もなく、お金もほとんどかからず、身体にも良い、すぐれた治療法だと思いました。
人は誰でも幸せでいたいもの。そのためには健康でなければなりませんが、笑うということが健康の秘訣、となれば、幸せになるためには、大いに笑うことが大事になるのですね。

2 幸せの方程式

 皆さんは、「幸せの方程式」とは何か、おわかりになりますか。それは、次の式に表わすことができます。

    幸福 = 充足 / 欲望         

 これを聞いて、「なるほど」と感心しました。当たり前のことですが、言われて「ハッ」と気が付きことってよくありますね。この方程式は、人間の欲望が限りなく大きくなっていくと、いつまでたっても幸せになれないということを表しています。「吾唯足知」という言葉がありますが、幸せになるためには、欲を少なくして、満足するということを知ることが重要なのですね。

3 「わかる」ということ

 簡単な算数の問題です。「2×2」と「2+2」の答えがわかりますか。何をバカにするな、とおしかりの声が聞こえてきそうですが、この答えの違いがわかりますか、と聞かれるとふと考えてしまいます。答えは、ともに「4」ですが、意味が違います。その違いは、単位をつけると明らかになります。
 2×2の答えは、4㎡ですが、2+2の答えは、4mです。つまり、面と線の違いがあるのです。私たちは、この違いをあまり考えずに、すぐに答えを「4」と出してしまうのではないでしょうか。日本は、このような教育をずっとしてきたのだと思います。試験では、正しい「4」という答えを、すぐに出さなければなりません。「4」の違いについて考えていたら、受験競争には勝てないでしょう。でも、これが本当にわかっていることなのでしょうか。私たちは、もう一度、知恵を重ねて本当に「わかる」ことをしなければならないのではないでしょうか。そんなことを考えさせられました。

4 おかげさまの心

 もう一つ、印象に残っている言葉があります。それは、「オレが、オレが、の『ガ』を捨てて、おかげ、おかげ、の『ゲ』で暮らせ」というものです。語呂が良いので、すぐに覚えられそうですが、奥の深い言葉だと思いました。良いとわかっていることでも、なかなか実践できないのが私たちです。でも、良い言葉や大切にしたい言葉を繰り返し唱えることによって、自然と身に着くことも多いと思います。
 人は一人では生きていけません。自分が、今ここに在るのは、多くの人に支えられているからだということに気がつくこと。そして、相手があって自分があるということに気がつくことが、おかげさまの心なのだと思います。

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