これからの高齢社会を一緒に考えてみませんか。

青春

 青春

青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。

優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心、

安易を振り捨てる冒険心、こう言う様相を青春と言うのだ。

年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。

歳月は皮膚のしわを増すが、情熱を失う時に精神はしぼむ。

苦悶や、狐疑や、不安、恐怖、失望、こう言うものこそ恰も長年

月の如く人を老いさせ、精気ある魂をも芥に帰せしめてしまう。

年は七十であろうと、十六であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。

曰く驚異への愛慕心、空にきらめく星辰、その輝きにも似たる

事物や思想に対する欽仰、事に処する剛毅な挑戦、小児の如く

求めて止まぬ探求心、人生への歓喜と興味。

  人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる。

  人は自信と共に若く 失望と共に老ゆる。

  希望ある限り若く  失望と共に老い朽ちる。

大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大、そして

偉力の霊感を受ける限り人の若さは失われない。

これらの霊感が絶え、悲嘆の白雪が人の心の奥までも蔽いつくし、

皮肉の厚氷がこれを固くとざすに至れば、この時にこそ

人は全くに老いて神の憐れみを乞うる他はなくなる

原作 サミュエル・ウルマン  訳詞 岡田義夫

サミュエル・ウルマンについて

アメリカ合衆国の実業家であり、詩人、教育者です。

1840年にドイツ・ヘッヒンゲンに生まれ、迫害から逃れるために渡米し、アラバマ州バーミングハムに住み、荒物商を営みながら執筆を続けました。

80歳の記念に自費出版した『80歳の歳月の高見にて』に収められた「青春」という詩で有名になりました。

この詩は、第二次世界大戦後、アメリカの雑誌リーダーズ・ダイジェストに掲載され、連合国総司令官を務めたダグラス・マッカーサー元帥の座右の銘となり有名になりました。

日本では、松下幸之助氏が日本語訳の「青春」という詩を雑誌のインタビューで紹介したことから、実業界に広く知れ渡るようになりました。

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